■
ここ数日、涙もろくなっている。
今までも静かに思っていたことだけど、
最近は、より強く、
自分に興味をもたれたい、たくさん質問されたいと、強く思う。
いつか、だれかに、でいいから、
たくさん質問されたい。刺激的な相槌をうたれたい。
それぞれ、手の動き、手の平の使い方の癖があると思っていて、
自分のそれはなんだろうって考える。
自分の手は、人にどう見えるのか。
声が似てる人同士は骨格が似てるなーって思うことがあって、
私の声と似てる人に会いたいって思う。
自分ではわからないから、
誰かに教えてほしい。
自分のことばっかり。
ビール
サッポロのビールは
後味がなんだかけむたくて、おいしいよね。
ビール飲んで、ロゴを見て、ビール飲む。
味覚と視覚がリンクするように。
今日は日中にぐっとしんどくなってきて、明日からまた忙しくなるから今日は早退しようかななんて思いつつ15時から帰ることをしずかに画策していたら、ボーイが「疲れがとれないんすよねー」って話しかけてきた。
わたしは「わかる!そうそう!体もだるいし、疲れが滞留してるよね!」などと激しく同意したのだけど、そのあとで、このボーイを置いて私だけ早退できまい…と悟った。
夏バテボーイもおるのに、
夏バテガールだけ帰れまい…
ということで、就業時間までがんばって、時間になったらすぐにかけ出てきたよー。
気になっていたところで飲んだビールは、
サッポロ黒ラベル★
お守りとカツ丼
昨日今日と職場の試験があって、
私の斜め向かいに座るボーイが、受験する。
毎日数えられないほどため息をついて、
僕この職場向いてないっすわー
無理っすわー
と言うのに、試験勉強にものすごく力を入れていて、なぜだろうと思う。
早く辞めるなら、この試験を受けなければいいのに。
とはいえ、たくさん勉強するそのボーイに「がんばれ!」と空応援を送るのだけど。
ボーイはものすごく綺麗に整理された勉強ノートを見ながら(わたしのときは、そんなに系統立てて勉強してなかったな。そういうところだよな、わたし。)、お昼に丼物を食べていた。
もしや?と思って、カツ丼?って聞いたら、はい、あとは神頼みしかないっすとか言っていた。
試験に行く猫背のボーイの手には、裸のお守り。なんと。
恥ずかしくないのかなと考える私は、斜に構えてるのか。
今日もがんばってくれ。
ファミリーマートで生マドレーヌ買ったよ。
差し入れるね。
津村記久子が落ち着く
少し精神的な負担があるから、同じ本を読み返すことをあまりしない。
けど、長旅電車旅をきっかけに、Kindleの津村記久子を読み返した。
本当すきだなあとおもう。
津村記久子「浮遊霊ブラジル」の『個性』。
主人公〈森さん〉の、静かな素朴な視線がいい。周囲との関係を捉えていながら、あまり出しゃばらないところや、自分の基準でひとのことをおざなりにしたり、大切にしたりできるところがいい。
森さんは、話すことが苦手なひとからのお茶のお誘いにのって(まずのるところが好きだ)、2時間の間、自分が95%話して別れた後、そのひとからの誠実な長文メールを受け、4時間やりとりをする。すごく好きなエピソード。
ひとのことを否定しないひとだなとおもう。
いきなり身なりを派手にしてきたひとに対して、なんで?ってすぐには聞かない森さんは、相手にそうする理由があることを前提に、その前提を尊重し、自分だけで理解できないか、まず受け取っているきがする。
授業を休んだひとに、その日のノートを詳細にとって渡してあげようとして、一生懸命ノートをとり、その後のお昼時間にノートを見返す森さん。きっと、ノートをとるときも、ノートを見返しながらお昼ご飯を食べるときも、森さんはひとりなんだとおもう。よく分からないけど、そういうところがいい。
森さんになりたいか、森さんの知人になりたいか、聞かれたら、迷うな。
森さんかな。
アラーム
寝起きがいい。たいてい2秒で目が覚めて、5秒でご飯が食べられる。
ただ、年に数回、起きられない日があって、そんな日のために毎日セットしている『最後の砦アラーム』。今日はそれで起きた。
毎朝、身支度しながら、けたたましいアラーム音を消すのがストレスなのだけど、しておいて本当によかった。
実家にいたときは、母が、私の部屋のドアを開けながら、驚いた声色で私の名前を呼んで起こしてくれた。
あのときの、驚いた声、好きだったな。
オーツ麦
ここ1ヶ月くらい、ビーガンのひとの生活を流すユーチューブなどを見ていて、フルーツや玄米をお腹いっぱい(まさに文字通り、お腹いっぱい)食べることに目を奪われていたのだけど、その中で出てくるオートミールに、興味がある。あまり美味しいものではないらしいけど、はちみつを入れたりして、煮込んだりして、食べてみたい(美味しくなさそう)。
そのなかで、ビーガンのひとがときどき、調理するものに「オーツ麦」を入れていて、なんだかずーっと気になっていたんだけど、なんで気になるのか分からないでいた。
あと5分続けて考えたら答えがでそう!
って思いながら、でも、このいまの、
あと5分続けて考えたら答えがでそう!
という感覚が珍しくて楽しいと思って、答えをださないでいたら。
そしたら、今日、帰り道に疲労困憊で寄ったコンビニエンスストアで、謎が解けた。
それは、脳内変換がどうしても『大紬』になるからだった。
麦って分かってるのに、大つむぎになる。
つむぎっていう響き、かわいいよね。
オーツ麦と、大つむぎは、ぜんぜん違うけど、少し、言葉の雰囲気が似ていて(同じなのだけど)、どちらも好みだなあ。
いやなおんな
小説やドラマで描かれる、いろいろな「いやなおんな」、「いやらしいおんな」、「いけずなおんな」は、当人は自分のことをどう認識してるのかと思う。
もし、そのひと自身が、自分のいやらしさを、めんどくささを、自己満足ぶりを、認識していないのだとすると、私がその「いやなおんな」たり得る。そう考えるととてもこわい。
自分のことばかり話す、価値観を押し付ける、ちゃっかり美味しい汁を吸う、そんなひとは苦手なのに、誰かにとってのわたしがそうだとしたら。
誰かに批判して欲しいと思うのは、こんなとき。