お守りとカツ丼

昨日今日と職場の試験があって、

私の斜め向かいに座るボーイが、受験する。

毎日数えられないほどため息をついて、

僕この職場向いてないっすわー

無理っすわー

と言うのに、試験勉強にものすごく力を入れていて、なぜだろうと思う。

 

早く辞めるなら、この試験を受けなければいいのに。

とはいえ、たくさん勉強するそのボーイに「がんばれ!」と空応援を送るのだけど。

 

ボーイはものすごく綺麗に整理された勉強ノートを見ながら(わたしのときは、そんなに系統立てて勉強してなかったな。そういうところだよな、わたし。)、お昼に丼物を食べていた。

もしや?と思って、カツ丼?って聞いたら、はい、あとは神頼みしかないっすとか言っていた。

試験に行く猫背のボーイの手には、裸のお守り。なんと。

 

恥ずかしくないのかなと考える私は、斜に構えてるのか。

 

今日もがんばってくれ。

ファミリーマートで生マドレーヌ買ったよ。

差し入れるね。