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分かりすぎるのか、
甘すぎるのか、
相手の気持ちに意味なく寄り添いすぎて、
自分に残らない。
目の前にいる相手の嫌な気持ちになるところを見るのがいやで、そこに腐心して、結局、なにも残らない。
打算的なのに、
どうして、そういうことはできないか。
会いたいってストレートに言われたら嬉しいとか、
ばかみたい。
財布すっからかんになってしまったとか、
苦しくて聞けない言葉なのに、
そうでもない世界がある。
私には耐えられない世界があることは、
なんとなくわかっていて、
それを鍛えたほうがいいのかはわからなくて、
ただ、鈍感に、曖昧に、したほうが生きやすいと思っている。
優しい世界に生きたいなあ。
手ごたえのある世界?
押したら返ってくる世界?
言ってもらった言葉を、
こんなに味わっているの、
本当にばかみたい。
私、自分がばかみたいなの、いやなんだよね。
一生懸命考えてばかみたいだし、
悲しくなってばかみたいだし、
大切にしてばかみたいだし、
何にも残らないのわかるのに、
どうしてこうしてしまうんだろう。
わたしの話、聞いて欲しい。