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日本酒を贈る。
出産報告を聞きながら、人に会い、日本酒を贈る。深めに酔った人を送り届け、タバコを吸う人のいる場所で時間を少し調整する。タバコの強い匂いは久しぶりだな。服も髪も洗いたい。犬の匂いは構成物がなにであっても「YOUKOSO!」なのに、知らない人に嗅がされるタバコの匂いは、本当にアンウェルカムだな。髪を二度洗いたい。
どこに住んでも、構造は、拡大すれば似通ってくるのかな、きっとそうなんだろうなと思った。夜の時間と、知らない人と知らない人と知らない人とお店の人とのベン図。含む、含む、交わる、交わる、交わらない、交わらない。
サッポロ生ビールのラベルは、愛しいな。
親の贔屓目や、声の大きさや、えぇ?という口癖や、期待や覚悟は、日本酒とともに溶かそう。どうでもいいどうでもいい。
コンタクト一年分の代金は八万円弱だった。目に被せる柔らかい膜は、そりゃ、そうだよね。
頃合いだと言うのはまさにその通り。
アルコールが寄り添う。
パフォーマンスは大切で、人から見られる自分が自分であることも可能か。
ちなみに、酔っている。
ひとりでは生きていけないなと感じる。 この二日、たくさんたくさん話して、自己実現を図っている。
おかあさん、おかあさん。
酔っている。
明日、午後二時半に、私の作った日常へ帰る。