day22

 

夕方、街で偶然出会い、キャッチアップしてもらう。お部屋でコーヒーとバウムクーヘンを食べて、三時間の逢瀬。

ハリのある黒のスカートを見てもらえて嬉しい。

部屋に置いていた、お世話になった人への麦の花束をみて、センスいいよ、メッセージもすごく素敵だよ、と褒めてもらう。本心そうで、嬉しくなる。

ギリギリのところで我慢して、送り出す。

夜中になって、緊張してきてしまった。

もうそろそろ、物語は終わる。

変化は免れない。