こんなことになって、こんなことになるなんて、思ってもみなかったな。

せっかく高まっていたのに、私の浅はかで高慢な考えで、ぶち壊してしまった。取り返しがつかないことというのは、こういうことなんだな。

思い出すだけでもヒリヒリする言葉。私が誰にでも笑顔を振りまくことについて、あんなに糾弾されたのは、そりゃそうなのかもしれないな。無自覚に近いならまだしも、それを振りかざして自慢げなところがある。

そういう自分を、きっと嫌いじゃないと思っていたし、なんだかんだで求められてるんだと肯定していた。でも、それは、本当に身から出たサビでしかなくて、「警戒心は強くても、賢い男から見たら、簡単な女なんだ」ということなんだろう。

享楽的で、快楽主義者なのはいいけれど、間違ってる。それを嘆く言葉を吐きながら、ぜんぶ呼び寄せてるのはこの私なんだな。

 

なにを思い出しても、ヒリヒリする。

忘れない方がいい。

 

最後は、近づいてくれたけれど、きっともう、いくつかの部分が死んだんだと思う。

今から、なにができるのか。できることをしたい。