2時間の電話。本当に、どうして今この人とこんな話をしてるんだろうと、互いに思っている。私は、なんとかギリギリ、恥ずかしさや過剰な疑いを抑えて、今の気持ちを温かく感じていることを伝えられたらと思う。電話口のひとは、ほんと不思議、と言っていて、正直なところ、どう思っているのかよくわからないけれど、まだ私への気持ちをもっていてくれていそうで安心する。

いろんなことを話すうちに、価格設定の話になって、ブランドの価値と値段設定と満足度のはなし。正のスパイラル。ライザップやブランド品。ふと、私の頭の中に、さっきまで日記に

書いていた、恋愛における正のスパイラルのことが思い浮かんで、そうありたいと思っている旨伝える。

すき、うれしい、優しくする、すき、わたしも、うれしい、ありがとう、すき、直して欲しい、分かりたい、ありがとう、すき、

そういうのが勝ちだと思う。

ずいぶんロマンチックなこと言うやん、女の子やん、って嬉しそうだったから、いや、女の子なんだけど、でも、これはいかにスパイラルを実現するか、現実的に起こすか、の戦略的な視点で考えてるねん、という。

ただ、そのひとにはもう、

「すき→うれしい」の可愛らしさだけしか残らなかった気がする。まあ、それならそれでいいね。好きと言われて、嬉しいと思えることのプレシャスさを、知っている。

 

相手のことを信じること、愛に寛容になること、そういうことが大切。

 

相手を下りエスカレーターに乗せて、

上に登ってきてほしいと求めている。

早く、一緒に上りエスカレーターに乗りたい。

 

体の側面をぴったりとくっつけて腕を組みたいし、下から目を見てはなしたい。

 

どうか、安心していられますように。

努力するから、歯車が合いますように。