良きにつけ悪しきにつけ、時間は進んでいくしかなくて、もうあの時と同じ時間の進み方はしないことを、受け入れるしかない。

涙が出るのはなぜ。

変化に抗いたい気持ちは久しぶり。穏やかな日々に、新たな出会いがあって、地に足のつかないところで、大きく育ってしまったな。

一年間、一年後の私はどんな気持ちかな、と思い続けてきたけれど、こんな気持ちだったよ。

 

最後の日にした、お姫様みたいに扱ってきたはなし。まさにそうだった。それが愛情の形だったし、私もそれを愛情として受け入れることができたから、ぴったりハマってしまった。

地に足がついていないことはわかっていたけれど、夢のようだった。さみしい。

 

そばにいたいわけでもなく、肌を合わせたいわけでもなく、ただ、気持ちの行き場がない。

きっと、気持ちが落ち着いてくる。それさえも惜しい。この、荒れた気持ちのままいたい。

 

不在に慣れていく。